ABOUT
国内でもとても希少な、限りなく自然に近い栽培方法で丁寧に育て上げられた精麻を、麻農家が直接販売する直営店です。

麻農家の想い
自分が麻を使って欲しい理由は、日本古来の麻の衣を復活させたかったからです。
自分はもともと高校卒業後、兄の経営する古着屋で働いていた際に、海外のヘンプウエアと出会いました。
日本国内では麻の服はほとんど流通しておらず、それに疑問をもったことがきっかけで、日本の麻の歴史を調べ、大麻取締法をきっかけに、国内の麻農家は一気に激減し、主力だった麻の素材に変わり、国内の衣類は石油由来の化学繊維が主流となっています。
本来日本では、服用という言葉の語源となっているように、薬草で染めた麻の衣を着用することで、
病気などの治療等にも使われていました。
そのような衣としての役割を復活させたいと思い、
自分は江戸時代から変わらない栽培方法で、種蒔きから収穫、その後の繊維を取り出す為の発酵の作業に至るまで、手作業で麻作りをしております。
全て一つ一つが手作業な為、家族と多くの仲間達に支えられて、共にそれぞれの役割を分担しながら、皆んなの力で麻作りをしております。
農薬や肥料を不使用で自然のままの姿の麻に限りなく近い形になるよう、麻の栽培を心がけており、特に精麻に関しましては、戦前の麻の糸を績むのに最適な、薄さ、強度、艶を重視して、日々品質の向上に努めております。
今後も私は、麻に関わる全ての人が笑顔になれるような、麻作りを目指してゆきます。